本文へスキップします。

ページタイトル

大学インフォメーション

お知らせタブボタン
お知らせ:すべて表示

大学 - インフォメーション - ニュース【画像付き】

社会が求める動物看護師とは(2019/6/27更新)

動物看護師 国家資格化へ

ペットを取り巻く社会環境と、動物看護師の役割・育成について、ヤマザキ動物看護大学 学長の山﨑薫がお答えします。

2019/6/21 動物看護の専門職として社会に貢献する動物看護師を国家資格とする「愛玩動物看護師法」が6月21日(金)、今国会にて成立しました。本件に関する本学理事長 山﨑薫のコメントはこちらをご覧ください。


2018/11/30付『朝日新聞』朝刊(全国面)において、(公社)日本獣医師会 藏内勇夫会長と本学園 山﨑薫理事長が「社会が求める動物看護師像」について対談を行いました。 掲載記事はこちら:朝日新聞DIGITAL



山﨑 薫 理事長・学長

博士(学術)・動物人間関係学 
「秋田イヌの人文および自然科学的解析-日本アキタとアメリカアキタの違いからわかること-」
担当科目:アニマルアシステッドセラピー論、犬の特性論

1994年学校法人ヤマザキ学園2代目理事長に就任。本学園の動物看護教育と活動がアメリカで高く評価され、2010年カリフォルニア州動物看護職協会の名誉会長に就任。2016年には環境省より「 動物愛護管理功労者大臣表彰」を受賞。
一般社団法人日本動物看護職協会 動物看護師国家資格化推進委員会委員長

Q1ペットは人にどのような効果をもたらすのでしょうか?

内閣府の「動物愛護に関する世論調査」によると、ペット飼育に「生活に潤いや安らかさが生まれる」「家庭が和やかになる」などの癒やし効果を認める人が増えています。また、最近ではジェロントロジー(老齢学)の観点から、ペット飼育が高齢者の健康に与える効果が科学的に検証されるなど、近年人々の幸福や心身の健康に動物が大きな役割を果たしていることがわかります。



Q2ペットの飼育状況はどういう状況ですか?

(一社)ペットフード協会の調査によると2018年のイヌ・ネコの推計飼育頭数は1,855万頭。イヌが890万頭(飼育世帯率12.6%)で横ばい傾向、ネコが964万頭(同9.7%)で微増傾向にあります。最近のネコブームが示すように、2017年よりネコの飼育頭数がイヌを上回りこの傾向が続いております。

Q3ペットを取り巻く市場(産業界)はどういう状況ですか?

全体の飼育頭数は微減傾向にあるものの、(株)矢野経済研究所の調査によると2017年度のペット関連市場(予測)は約1兆5千億円で、この数年微増傾向が続いています。市場は生体販売の他、フード、サービス、医療、用品などで構成されますが、最近ではペットの健康面をサポートするフード・医療、人と快適に暮らすことができるサービス・用品への需要が高まってきています。


Q4超高齢社会を迎えた現在、人とペットの共生社会にはどのような課題がありますか?

ペットは「コンパニオンアニマル(伴侶動物)」と言われ家族の一員、人生のパートナーと呼ばれる存在になっています。社会的存在価値が高まり、住環境や食生活が改善されたことから、これまで以上にペットの長寿化が進んでいます。ペットフード協会の調査によると2018年の平均寿命はイヌが14.29歳、ネコが15.32歳。人間と同様に、ペットの高齢化への対応も急務となっています。

Q5これらの背景から「動物看護師」にどのような期待が高まっているのですか?

動物医療の観点からみると、動物病院での看護にとどまらず、高齢化に伴う訪問看護や在宅ケアに対応した動物のトータルケアがより求められています。また動物関連産業界からの要請として、動物看護の観点から消費者に対し関連商品やサービスに関する的確な情報提供・アドバイスができるスキルが求められています。


Q6「動物看護師」の国家資格化は現状どのような状況になっていますか?

永年の念願でございました「愛玩動物看護師法」が6月21日(金)、国会にてついに成立いたしました。これにより、早ければ令和5(2023)年にも第1回目の国家試験が実施され国家資格「愛玩動物看護師」が誕生します。 「愛玩動物看護師」は、高度化・多様化する動物医療において獣医師とチーム医療体制を構築するとともに、動物の愛護及び適正な飼養において人と動物との共生社会の実現や終生飼養の推進に貢献します。 愛玩動物看護師の資格は英国、米国、オーストラリア等の国際社会においてはすでに国家資格として認められていましたが、アジアでは日本が初めてとなります。日本においてもペット先進諸国に一歩近づくことができました。少子高齢化が世界でいち早く進む日本で、家族の一員としてのコンパニオン・アニマル(伴侶動物)の存在はより重要な意味を持つようになり、獣医師や飼い主に寄り添う動物看護師に求められる社会的役割と期待は今後一層大きくなるものと思われます。 本学では、建学の精神に「生命への畏敬」「職業人としての自立」を掲げ、「生命(いのち)をいきる」という教育理念のもと、動物看護の教育・研究発展に鋭意邁進するなかで、国家資格取得のカリキュラムの整備をすすめ、動物関連産業界(動物医療を含む)と飼い主(消費者)とペットを繋ぐ役割を果たす人材を養成して参ります。

Q7 ヤマザキ学園ではどんな人材育成を行っているのでしょうか?

2017年12月、学校法人ヤマザキ学園創立50周年を迎えました。創始者山﨑良壽が掲げた建学の精神「生命への畏敬」「職業人としての自立」を基盤に、コンパニオン・アニマルに対する動物看護・ケアの教育研究に邁進して参りました。これまでに約13,000名の卒業生を輩出するに至ります。ヤマザキ学園の歴史は、まさに日本の動物看護の歴史と言えます。
日本で唯一の動物看護学部を有するヤマザキ動物看護大学においては、人と動物の豊かな共生社会を目指し、社会のさまざまなニーズに対応すべく動物看護教育・研究を行っています。また、専門学校では、知識と技術を総合的に学んだ動物のスペシャリストを育成しています。さらに2019年4月、新たに開学する専門職短期大学では、豊富な実務家教員を配置した学内外実習を中心とする充実したカリキュラムを通じて、「動物の生から死」まで多岐にわたる分野の成長が見込まれるペット産業界を担う人材を育成します。
人と動物の豊かな共生社会実現のための環境整備を日々行って参ります。

SNS
  • お気に入りに登録