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【どうぶつ情報局】犬の歯みがきのススメ (2019/ 6/18 配信)
近年、イヌの寿命はヒトと共に暮らすライフスタイルや動物医療の発展とともに延びています。
しかし、その一方で、いわゆる生活習慣病など、高齢化による様々な問題も生じています。


犬の口腔ケアの重要性



成犬の約80%に歯周病が認められるとの報告もあり、口腔内の問題も懸念されています。
人の場合は予防歯科が推進されていますが、犬の場合は歯みがきでさえ未だ普及しているとは言えません。
人における研究同様、犬の歯周病が心臓病や腎臓病などの全身の病気と関連性があることも報告されており、これらの予防のためにも犬の口腔ケア、家庭でもできる歯みがきをお勧めしています。

犬の歯みがき 無理強いはNG

とはいえ、人と犬では、歯の数・形、咬み合わせなども異なるため、人の歯みがきの方法をそのまま犬に適応できるわけではありません。
まず、犬の口元に触れるかが大きな一歩です。それから、少しずつ手指を犬の口の中に入れても嫌がらないか、そして、歯ブラシを受け入れてくれるか…と、ほめながら、徐々に歯みがきに慣らしていきます。絶対に無理は禁物です!
本来は、子犬の頃から、しつけの一環、毎日の習慣として続けることが理想的ですが、今からでも、愛犬とご家族の楽しいふれあいとして歯みがきを加え、愛犬の健康寿命が延びることを願います。




執筆担当教員

動物口腔ケア研究室
鈴木 友子
講師

獣医師

病気予防を目的とした口腔ケアについて研究。
コンパニオン・アニマル・センター(アニマル・メディカル・センター)では歯科診療を担当。
南大沢キャンパス内にあるドッグカフェでは愛犬家向けの歯みがきセミナー(不定期)を開催。

<教育・研究業績はこちら>。

★6/23(日)オープンキャンパス
体験型授業にて「イヌの口腔ケア─歯みがき指導法─」担当します!
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