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暑い夏がやってきましたね。 夏の海の輝く水面は、新しい世界の広がりを感じさせます。 水の中を覗いてみると、そこには生命あふれる舞台が広がっています。
何もいないように見えても、気配を消してしばらく待つと、ほら、岩の隙間で何かが動いた! 潮位表を参考に干潮前の海に行くと、様々な魚やカラフルなウミウシなど、潮だまりに取り残されたたくさんの生き物たちに出会えます。
容器に入れると観察がしやすいですが、水温が上がると生き物は弱ってしまいます。 観察したら日なたに置いたりせずに、すぐに海に返しましょう。
生き物たちは、食うー食われるの関係のなかで進化してきました。中には毒を持つことで、捕食者から身を守ったり、自分の狩りに役立てている生き物もいます。 クラゲに気づかず触れる、あるいはきれいな模様のイモガイ、ヒョウモンダコ、カサゴなどに手を伸ばすことで、ヒトも被害を受けてしまいます。図鑑などで調べておくと、被害も回避できますし、自然をもっと楽しめますよ。
磯遊びには、足を保護するすべりにくい靴やマリンブーツが向いています。 写真は進化生態学研究室のメンバーと生態調査に行った時のものです。この時もたくさんの生き物を観察することができました。 遊びに夢中になっていたら、いつの間にか潮が満ちて小島に取り残されていた、なんてことのないように、たまに頭を上げて周囲を見渡しましょう。 また、お子様連れの場合は特に、ライフジャケットの着用、いざという時の避難経路の確認などもしておきたいところ。事故に気をつけて、楽しい時間をお過ごし下さい。
生物の食性や色彩パターンの進化を研究。
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