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動物臨床行動学研究室の茂木千恵准教授と本学卒業生がVeterinary Nursingに学術論文を発表しました(2022/2/2 配信)
 動物臨床行動学研究室の茂木千恵准教授と本学卒業生がVeterinary Nursingに学術論文を発表しました。

この研究では犬の飼育者における高齢犬の認知機能低下に対する意識調査および高齢犬の飼育者に対する認知機能不全症候群 (CDS) の徴候に関する調査を行いました。犬の飼育者ではCDSについて興味が「ある」あるいは「非常にある」と答えた人は80%であり、高齢犬 (10歳以上) の飼育者では92%となっていました。また、高齢犬の飼育者の85%がCDSの症状について知っていました。高齢犬では、排泄の失敗の発現率が50%と最も高く、発現時期は平均14歳となっていました。排泄の失敗の発現には散歩時間が関与していることも明らかとなりました。高齢犬の飼い主ではCDSの症状に関する知識が普及していることが明らかとなりましたが、今後はCDSへの対処法に関する適切な情報提供が重要になると考えられます。


論文発表の概要


  • 著者名:茂木 千恵、布施 星

  • 研究論文名:高齢犬の認知機能低下に対する飼い主の意識調査

  • 発表誌:Veterinary Nursing, 26(2), N7-N11.



茂木 千恵(もぎ ちえ)

動物臨床行動学研究室 准教授/博士(獣医学)・獣医師
動物の本能行動や学習行動などを専門に講義・研究を行う。犬と猫の問題行動の治療・予防のための調査を行っている。

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<動物臨床行動学研究室WEBサイト>